【韓国軍隊 Part1-2】100日を待ち焦がれた5日間の初休暇

各部隊に配属され2ヶ月後、訓練兵ではなく国を守る一人の軍人としての生活も慣れていく頃、入隊後ほぼ100日くらいになった新兵には夢のような初休暇が与えられます。
100日休暇は新兵としては軍隊という別の世界でのハードな6週間の訓練と不慣れな部隊での軍隊生活を乗り越えられた力なのです。(100日休暇を慰労休暇ともいいます。服務期間の短縮によって2008年1月をもってこの100日休暇制度は廃止されました。)そして、手紙、電話の他に面会、外泊などが一切禁止になっている新兵には家族、友達、そして彼女にたった3ヶ月で凛とした一人の男になった自分が見せられる休暇でもあります。

初休暇は4泊5日。部隊が家から近ければまだしも、家まで半日以上かかる場合、ゆっくりと休める時間は結局2~3日たらずになる短い時間です。しかし、100日を待ち焦がれて一夜の夢のようにパッと過ぎてしまった100日休暇の記憶は今振り返ってみても生き生きと蘇ってきます・・・

=>毎週日曜の朝、まだ100日休暇に行っていない新兵(肩に黄色いマークを注目!w)も自由にPX(部隊売店)が使える「二等兵の時間」。表情が大変曇っています。w

 

2002年1月、大雪が降っていたある日でした。
「おい~ちゃんと戻ってくるよな!逃げるとかしないような!」

「お前、彼女と何するつもりだ?ハハ~」

「お前さ、言っとくけど可愛い女の子の写真と電話番号持ってくると約束したよな~な!」

とからかったり、脅かしたりしてくる憎いだけの先輩も何故か可愛らしく感じました。

中隊将、部隊将に申告し、いよいよ堅く閉まっていた部隊の正門もパァーっと開かれました。

入隊した9月はまだ暑かったのにもう季節が変わって年も変わっていました。そして、何よりも私は一般人ではなく軍人として100日ぶりにまた社会へ戻りました。

「神様も大雪で俺の初休暇を祝ってくれるのかな」と思いながらバスターミナルから家に電話しました。
「お母さん、今から行くね!待ってて!!
「うん、早く、早くおいで、あんたが好きな食べ物いっぱい作っといたからね」

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=>私が2年間操縦していた愛車の戦闘車の中で・・

前日の夜、私は全然寝れませんでした。家族に、友達に会うことを思い描きながら胸をわくわくさせて一人で布団の中でにこにこ、にやにやしてたのです。誰もそんなにじっくり見るはずないのに軍服も綺麗にアイロンかけておいたし、軍靴も一所懸命つやを出してガラス靴のようにピカピカにしておきました。
そして、不寝番勤務者に頼んで30分早く起き1月なのに冷たい水でシャワーを浴びました。(施設の劣悪な軍隊で温かい水がいつもざあざあ出てくるわけではありません。)
いよいよお母さんとの再会の瞬間、見慣れた扉が開き、長い旅行から帰ってきたような気持ちで私は子供のようにお母さんにぎゅっと抱かれました。入隊のお別れの時、彼女のせいで抱きしめなかったのがずっと心に引っかかっていたので私はもっとお母さんをぎゅっと抱きしめました。

友達に会ったり、家で思い切りごろごろしてたり・・4泊5日は本当に夢のように過ぎてしまいました。時間は短いものだというのはよく知っていましたが、そこまで短いとは思っていませんでした。><
機械化部隊に配属されたのをずっと心配していたお母さんはまた部隊に戻っていく私のためにハンドクリームと手袋を準備してくれました。底冷えのする軍隊の寒さの中でお母さんのぬくもりを感じさせたその手袋は今でも記念に大切に持っています。

100日休暇に出かけた新兵が死体で見つかったというニュースはもう驚くべきニュースでもありません。休暇が終わり、部隊に戻っていくことが死ぬことよりいやだった新兵の気持ち、無事に除隊した韓国の男性なら誰でも知っているはずです。

「私の父さんも、先輩も、友達もみんな成し遂げたことなんだから・・ 軍隊も人間が住む所だから・・ そして、何よりも見守ってくれる家族と自分自身のために乗り越えなければならないから・・」と自分を励ましながら気持ちを立て直しました。

「今度の休暇の時にはもっと成長した本当の男になるぞ~!!」と・・

ジョンヒョの軍隊の話

・・・つづく
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7 thoughts on “【韓国軍隊 Part1-2】100日を待ち焦がれた5日間の初休暇

  1. auramesa says:

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    だから、韓国の男性は強くて頼もしいです(^-^)b
    軍隊での生活は本当に辛く大変だったとは思い
    ますが、長い人生でたくさん役立つ事が多いん
    じゃないでしょうか。。^^

  2. emiv says:

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    さくちゃんのお母さんはとても優しくて素敵な方なのですね。手袋は今でも大切に持っているのですね。心が温かくなるお話、ありがとうございました☆つづきも楽しみにしています。

  3. jonghyo80 says:

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    そうですね。当時は逃げたいほど大変だったんですけど、一生の忘れられない宝物のような記憶です。

  4. きみたん says:

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    コメントコマゥオヨ。
    軍隊はオッパ達もいってました。待ってる彼女は偉いですね。*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆

  5. qoon says:

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    軍隊生活は想像以上の厳しさなんですね。もし自分の彼氏が軍隊に入ってしまい、なかなか会えない。なんて事になったら寂しくて寂しくて耐えられないかもしれませんね(>_<)

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