韓国映画600作鑑賞!韓国映画ファンがおすすめする「建築学概論(건축학개론)」

皆さん、こんにちは。
ブログの映画コーナーを担当しています、はじめです。

最近は秋の空気を感じます。夜風が心地良い季節、おうちで映画鑑賞をするには最適な季節になってきましたね。

今回はそんな秋におすすめしたい、韓国で恋愛映画の記録を塗り替えた大ヒット作を紹介します。

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アクションやノワール、サスペンスなどがヒットの王道路線で、恋愛映画は大ヒットしないと言われていた韓国映画界。

しかし『私の頭の中の消しゴム』(2004年公開・256万人動員)、『私たちの幸せな時間』(2006年公開・313万人動員)のヒット作の記録を6年ぶりに大幅に更新。

クチコミで評判を呼び、なんと411万人もの観客を動員したのが、今回紹介する『建築学概論』です。

「これは自分自身の物語だ」と多くの人々が共感した本作、いったいどんな作品なのか、紹介していきます。

映画情報

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タイトル:建築学概論(原題:建築学概論 건축학개론)
公開:2012年
監督:イ・ヨンジュ
主演:オム・テウン、イ・ジェフン、ハン・ガイン、ペ・スジ
その他出演:チョ・ジョンソク、コ・ジュニ ほか

あらすじ

建築事務所に勤務するスンミン(オム・テウン)のもとに突然現れた大学時代の同級生ソヨン(ハン・ガイン)。ソヨンは済州島の実家を新築したいとスンミンに依頼する。

突然の再会に戸惑うスンミンだが、ソヨンに押し切られ設計を引き受けることに。

彼女と数年ぶりに過ごすうちに、心に秘めていた苦く大切な記憶が少しずつほどかれていく。そしてそれはソヨンも一緒だった。

建築学科一年生のスンミン(イ・ジェフン)と、音楽学科一年生のソヨン(ペ・スジ)。建築学科の基礎科目である「建築学概論」の授業で知り合った二人は、同じ街に住んでいることを知り友達に。

共に授業の課題に取り組むうち、スンミンはソヨンに惹かれていく。掴みどころないソヨンとの距離を縮められず苦しむスンミン。二人のもどかしい関係の結末は…。

現在パートと過去パートが交互に描かれ、現在と過去のスンミン、現在と過去のソヨンという「4者目線」で進行する本作。希に見る「4人の主人公」によるビターで柔らかな恋愛ドラマです。

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ここが見所

数々の見所がある本作をポイントごとに紹介していきましょう。

◆見所その1:主人公が4人!?異例の恋愛ドラマ
前述の通り、何と言っても現在と過去を織り交ぜ、すれ違いともどかしさを巧妙に描く構成・4者目線で描かれる設定が魅力です。

単なる「胸キュン」王道恋愛ドラマとは一線を画し、多くの男性たちの心をも掴んだという内容は、誰もが共感する「淡くて苦い初恋」として好評を得ました。

◆見所その2:建築畑出身の監督ならではのストーリー
建築学科卒業後、建築事務所に10年間勤務し映画界に飛び込んだ異例のキャリアの監督にも注目です。

ポン・ジュノの代表作『殺人の追憶』の助監督を努めた後、自らが執筆し温めてきた本作の脚本。建築学生だった監督ならではの繊細さ・個性的な展開が魅力的です。

「街」、「時間」、「空間」を把握すること=「理解を深めること」という授業の内容は、まるで恋愛指南のようです。

スンミンとソヨンは、自分たちが暮らす街を歩き、知らなかった場所や新たな街の魅力に気付きます。

同時に二人の距離も縮まっていく過程は、「建築学」と「恋愛」が同列に語られているようで監督の思い入れが光ります。

現在編では、建築士となったスンミンがソヨンの家を建てるという、建築の要素で繋がっています。

思い出と時空間の繋がりをセンチメンタルに描く構成は、男性でもじっくり楽しめる恋愛映画の新機軸となりました。

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◆見所その3:ソウルと済州島の街歩きのようなロケーション
ソウルや済州島の裏路地、海が見える景色など、日本人ではなかなか馴染みの無い韓国の景色をふんだんに取り入れている点も見所です。

「田舎の済州島より都会のソウルが好き」というソヨンと、「ソウルにも洗練されていない場所もある」と語るソウルしか世界を知らないスンミンの学生時代の青々しい価値観は、現代編ではどう変わったのでしょう。街の景色と共に、彼らの変化も見所です。

ちなみに済州島のソヨンの家は、2013年に「ソヨンの家」というカフェとして一般入場可能に!店内にはキャストの手型やポスターなどの展示もあり、本作のメモリアルスポットとして、済州島の観光スポットにもなっています。

◆見所その4:豪華キャスティング
本作では女性ダンスグループとして人気を誇るmissAのペ・スジがヒロインを務めたことが話題となりました。

アイドルとして絶大な人気を誇っていた彼女は、ドラマ「ドリーム・ハイ」の成功を経て、本作に出演し大ヒットを記録します。

若者だけでなく幅広い世代に支持されることとなった彼女は、本作の内容を受け「国民の初恋」のキャッチコピーを付けられるほどに!

また、現在では韓国の映画界・ドラマ界を牽引するほどの中堅俳優となったイ・ジェフンの若々しい学生姿も自然体で魅力的です。

また、「魔王」のオム・テウン、「太陽を抱く月」のハン・ガインといった日本でも人気を博したドラマに主演した彼らが現在編の主演を努め、作品の骨格を描きました。

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この作品が問いかけるもの

「建築」「家」「街」「時間」といった要素を散りばめ、過去と現在が繋がる新感覚かつノスタルジックな作品として大ヒットした本作。

平凡な学生時代の恋愛を描いただけなのに、ここまでヒットしたのは何故でしょうか。

それは、日本版のキャッチコピー「みんな 誰かの初恋だった」という言葉に答えが詰まっています。

誰かに密かに恋をし苦しんだり、知らないところで誰かに想い慕われていたのかもしれません。大人になるにつれ忘れていった青春の痛み・淡い恋愛の記憶を密かに呼び覚ますような、苦くて柔らかい一作です。

現実の日々に染まっても、心の中にある大切な記憶をずっと忘れずにいて欲しい。そんなことを問いかける名作です。

ぜひ秋の映画鑑賞におすすめしたい一作です。

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予告編

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