
韓国語の勉強・ハングルの学習をお手伝いしております、無料韓国語学習アプリ できちゃった韓国語 の パク・ジョンヒョ と申します。
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今回は、『「ありがとう」は韓国語で?様々な表現の違い・使い方』について解説いたします!
皆さんは韓国語にどのように出会いましたか?私は小学生の時におばあさんが教えてくれた「こんにちは、ありがとう」で日本語に出会いました。おばあさんは植民地時代に日本で暮らしたことがあって、私に少し日本語を教えてくれていました。
そんな私が大学で日本語を専攻することになったと伝えると、とても喜んでいました。おばあさんは私が大学生の時に亡くなりましたが、私が日本語を専攻し、今日本で働いているのは、もしかしたら、おばあさんの影響があったかもしれません。

冒頭が長くなりましたが、今回は、ドラマや旅行中によく出てくる韓国語の感謝の言葉について解説しようと思います。
言葉や表現が多く、いろいろ分けて使う韓国語、「ありがとう」も相手やシチュエーションによって様々な表現があります。
감사드립니다
감사드립니다(カムサドゥリムニダ):感謝いたします
※最も丁寧、かしこまった感謝の言葉。直訳は「感謝いたします」。お世話になっているビジネス上の取引先や目上の人にごく丁寧に感謝の気持ちを伝える時に使います。
例文
- 항상 거래해 주셔서 감사드립니다.(いつも取引していただき・ご利用いただき、ありがとうございます)
- 선생님의 은혜에 감사드립니다.(先生の恩に感謝しています)
- 저희 상품을 이용해 주셔서 대단히 감사드립니다.(弊社の商品をご利用いただき、誠にありがとうございます)
감사합니다
감사합니다(カムサハムニダ):感謝いたします、ありがとうございます
※直訳は「感謝します」。감사드립니다よりややカジュアルですが、니다体はそもそも丁寧・かしこまった言い方なので、基本的に目上の人、親しみのない人に感謝の気持ちを伝える時に使います。
韓国旅行中、店を出る時に店員さんに、道を教えてくれた人にお礼を言う時に使うといいでしょう。
例文
- 큰 상을 주셔서 정말 감사합니다.(大きな賞をくださり、本当にありがとうございます)
- (店を出る時)감사합니다. 또 올게요.(ありがとうございます。また来ますね)
- 경청해 주셔서 감사합니다.(ご静聴、ありがとうございました)
고맙습니다
고맙습니다(コマプスムニダ):ありがとうございます
※漢字語の감사(感謝)は丁寧で固い感じがします。고맙습니다の原型の고맙다(ありがたい)は固有語で、감사하다(感謝する)より大分フランクな感じがします。
家族や知り合いに丁寧に感謝の気持ちを伝えたい時に使うといいでしょう。

例文
- 우리 가족, 항상 고맙습니다.(うちの家族、いつもありがとうございます)
- 스태프 여러분, 고맙습니다.(スタッフの皆さん、ありがとうございます)
- 우리 팀원들, 정말 고맙습니다(うちのチーム員、本当にありがとうございます)
감사해요
감사해요(カムサヘヨ):ありがとうございます
※감사해요は、実際たまに使う人はいて、文法的にも間違っていませんが、ニュアンスが中途半端で分かりづらいことから、国立国語院では、감사합니다, 고맙습니다を使うよう勧めています。
고마워요
고마워요(コマウォヨ):ありがとうございます
※固有語の고맙다(ありがたい)+日常で主に使われている「へヨ体」の組合せ。フランクで柔らかいながらも丁寧語なので、親近感がある相手に軽くお礼を言う時に使います。
例文
- 여보, 고마워요.(あなた、ありがとうございます)
※여보(ヨボ)は夫婦同士で呼び合う時に使います - 팬 여러분들, 고마워요.(ファンの皆さん、ありがとうございます)
- 김대리, 고마워요(金代理、ありがとうございます)
※上司が部下に
고마워
고마워(コマウォ):ありがとう
※タメ口。友達、年下の人にはもちろん、先輩、母など目上の人にも使えます。
例文
- 아들, 고마워.(息子へ、ありがとう)
- 돈 꿔줘서 진짜 고마워.(お金を貸してくれて、本当にありがとう)
- 항상 고마워. 사랑해!(いつもありがとうね。愛しているよ!)
まとめ
いかがでしたか?韓国語はいろんな表現や言葉があるので、正しい使い分けが上達の鍵です!
基本中の基本である挨拶も、いざ使うとすると混乱するものです。ネイティブの使い方をよく覚えて正しく使いましょう^^
次回、他の挨拶も次々と説明します。
韓国語学習:入門とは
入門レベルは、韓国語がまったく分からないレベルから韓国語の文字(ハングル)がやっと読める程度、挨拶や簡単な自己紹介が少しできるレベルです。韓国語学習:初級とは
初級レベルは、自己紹介、買い物、飲食店での注文など生活に必要な基礎的な言語(ハングル)を駆使でき、身近な話題の内容を理解、表現できます。 約800~2,000語程度の語彙を用いた文章を理解でき、使用できます。 簡単な生活文や実用文を理解し、構成できます。