【韓国軍隊:上等兵時代】6. 北朝鮮より怖いもの、それは雪!(북한보다 무서운 것, 그것은 눈!)

日本でも有名なアイドル東方神起、JYJのメンバーも現在服務中でありますが、あのEXO、BIGBANG、SHINEE、2PMなどどんなに人気のあるアイドルでも韓国で生まれた男なら自分の青春を国のために捧げなければいけないのが韓国男子の宿命・・・。えーん爆  笑えーん爆  笑

 

僕も事故で人が死んだりするので、規律が厳しいことで有名な戦車部隊で2年2ヶ月を過ごしました。(周りには北朝鮮の元指導者である金正日(現在は息子の金ジョンウン)を暗殺する特集部隊員だったと嘘付いたりしていますが・・・笑)

 

*芸能人は軍人になっても変わりなく輝く(更に男らしくカッコいい!

 

*一般人はこんな感じ(笑)輝いてた美少年も老けておっさんになるというえーん

 

気づいたらもう15年前の話。今振り替えてみると本当に一夜の夢のように感じますが、その2年2ヶ月の記憶は深く、そして強烈に頭の中に刻まれていて、全く忘れていません。多分これからも忘れることはないでしょう。

この連載は当時のことを日記やメモ、写真として残した793日間の記録です。

 

(この記事は、2014年1年間、文芸雑誌「文芸思潮」に「現代徴兵の青春―韓国の軍隊、その793日間の記録―」というタイトルで連載されました)

 

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Part3 :上等兵時代

「北朝鮮より怖いもの、それは雪!」

 

2003年 1月 3日

「夏に上半身脱いで作業していたせいで、背中に白いほくろがどんどん広がる恐ろしい皮膚病にかかってしまった僕。放置していたこの症状を部隊内の軍医官に見せたら大きな病院に行って診て来いと言われ、今は病院行きのバスの中・・・。診察に行っているのに、不安どころか、むしろ部隊から離れ、バスの中とはいえ社会に出ているということだけで、ウキウキ、フワフワしている。さらには移動中、突如大雪が降り出したではないか!部隊は除雪作戦で非常事態が発令、大雪でこの雪と戦争中だろう・・・。なんて素晴らしいタイミングだ!神様、ありがとうございます!道が混んでいてバスは1時間も止まっているけど、雪が降る光景をゆっくりと観賞することができるなんて一体何年ぶりだろうか・・・今日は祝福の日だ!」

 

今日はクリスマスイブ。彼女とクリスマスを満喫するために街に出た。街中クリスマスキャロルが鳴り響き、完全にクリスマスモード。サンタクロース姿の人があっちこっちでイベントをやっていて、街は手を繋いだカップルでいっぱい。僕も彼女に会って手を繋いで歩き出した。寒いからか僕らは普段よりもっと近づき、一刻たりとも手が離れないようにギュッと手を握り締めた。その時に奇跡が起きた!なんと空から白い雪が降り出したではないか!今日は10年ぶりのホワイトクリスマス、僕らは雪の中で子供のように駆けっこをした。そして、疲れて雪の上にそのまま寝転んだ。寒いからか、恥ずかしいからか赤く色づいた彼女の頬、僕は思わず彼女の頬にキスしてしまった。世界は愛でいっぱい
だ!

 

―その時間、軍隊では・・・

 

今日は軍隊で初めて迎えたクリスマスイブの日、しかも土曜日である。街中はどこもかしこもクリスマスキャロルが鳴り響き、クリスマスイブを楽しむ為に出かけたカップルでいっぱいだろう。そうだな。ちょうど一年前、俺も彼女と手を繋いで熱いクリスマスイブを過ごしていたな。街の中で人目もはばからず、熱く強くキスしたな。

しかし、除隊まで必ず待つから結婚しよう!と言っていた彼女は入隊100目も持たず、音信不通になっちゃった。

クッソ・・・。テレビではクリスマスムードの町中の様子を見せている。オーディオでは誰かがずっとクリスマスキャロルを流しているけど、ますます糞のように感じていやになる。その時・・・

「大雪だ!全兵力は除雪作業準備を整え、直ちに集合しろ!!」

「アー!アァー!!アァァー!!! クリスマスイブに、しかも週末に除雪作業なのか!このクソッタレーーー!!!」

 

 

*作業する時はこのような格好。(夏季)

 

*どういうわけか軍隊には雪が沢山降るし、めちゃくちゃ積もる!!ガーン

 

以上は10年ぶりにホワイトクリスマスになった土曜日、仮想で書いてみた一般人と軍人の日記である。外の世界(一般世界)では冬の象徴であり、ロマンチックで美しいものである雪だが、軍人にとっては「冬の最大の敵、北朝鮮より怖くて恐ろしいもの」というアイロニーな事実を明かそうと思っている。

 

僕が部隊に配属してきたのは201212月の真冬。訓練所で基礎軍事訓練は無事に修了したものの、まだ肉体的にも精神的にも未熟だった僕。部隊に配属されてすぐ、そんな僕に挫折を味わわせたことは除雪作業だった。

訓練修了後、僕に与えられた任務は「戦闘車操縦手」。戦闘車部隊だった僕の部隊には、戦闘車が駐車されている車庫があり、冬は他部隊よりも遥かに大変な部隊だった。なぜなら、雪が降り、戦闘車が車庫でそのまま凍ってしまうと、緊急事態時、地が凍って動けなくなるからだ。雪が降ると、サッカー場の4分の1ものサイズの車庫を15人余りの操縦手が専担して除雪しなければいけなかったので、僕らにとっては、雪はまさに「恐怖の対象」、除雪作業は「ミッション・インポッシブルMission Impossible)」だった。

 

ちゃんとした装備、道具もなく、集めた雪を大きなビニールに乗せ、人力で移し、車庫を雪が降らなかったかのようにサラサラにする恐怖の除雪作業。僕はそのキリがない自然との闘いがあまりにも辛くて、涙を流してしまった。入隊後、初めて味わった挫折、くじけてしまったひ弱な新兵の僕は、その後、軍生活の不適応、更には彼女との音信不通も重なり、脱営を決心するなど、問題兵士の道を辿ったので、僕にとって除雪作業は「過酷な軍隊生活の序幕」だったのだ。

 

 

*同じ服、同じ髪型でなかなか区別がつかない軍人。僕はどこにいるのでしょうか?^^

 

山のふもとにある部隊には、冬になるとなんでそんなに雪が沢山降るのか・・・。特にせっかくの休みの日に大雪が降ると、神様を恨んで空を見上げながら悔しい涙を流したりもした。

そんな雪と戦った冬がやっと立ち去ると、春には桜との戦いが待っている。部隊中に舞い散る美しい桜の花びらを一日中だらだら汗をかきながら掃除しなければいけないのだ。

一般社会なら世の中を綺麗に包み、人々をときめきさせる雪と桜が、軍隊では「北朝鮮より怖いもの」「世界で一番嫌いなもの」となっている。これが軍隊の悲しい現実なのである。

 

今年も「ちくしょー!ちくしょー!」とうっぷんを吐きながら除雪作業に汗と涙を流す後輩らに、応援の念を送りたい。

“4”へのコメント(4)

  1. JaaBourBonz←ファンだよ♪ のコメント:

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    只今、風邪です。ジェンヒョさんは、元気でしょうか???X'masは、大変でしたね。ジェンヒョさんはどこにいるんでしょうか?の写真を調べて見ました!右下にいます。当たりかな?風邪はひかないようにね。それに、韓国の雪はスゴいね。高知はたまにしか、降りません。

  2. PARK JONG-HYO のコメント:

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    >JaaBourBonz←ファンだよ♪さん
    ジェンヒョ➡ジョンヒョ ですw
    右下、正解!w 高知県、一度も行ってないので気になりますね。風邪で苦しんでいます。気を付けてください^^

  3. 회시 のコメント:

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    読ませていただきました。

    以前から 思っていたことです。
    何故…
    韓国の男女は、兵役入隊すると'さよなら' する男女が多いのですか…?

    2年離れているだけで、、、気持ちが なくなってしまうなんて…わからないんです…
    なんかね
    そういうのって
    悲しいなって … ๐·°(৹˃̵﹏˂̵৹)°·๐ 아이쿠~

  4. PARK JONG-HYO のコメント:

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    >회시さん
    軍隊の記事でも書いているように入隊後、除隊まで関係が続くカップルは1割以下だそうです。
    最も恋愛盛りの年頃、2年間も離れているとちょっと厳しいかもしれませんね。><
    僕も軍隊で振られてた時は自殺したかったですㅠㅠ

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