忘れられない生徒さん#1『家での危ない韓国語レッスン』

高校の校長として引退した父の影響もあり、幼い頃から先生に憧れていた私は韓国の大学院で教育学を専攻、2013年、日本に来てすぐ新大久保の韓国語学校に採用され、韓国語を教えました。

父は引退式で勲章を授与
父は引退式で勲章を授与

安定的な生活のためにまたサラリーマンに戻りましたが、両立する形で夜は企業の出張レッスン、個人・グループレッスンをずっと続けていました。

いろんなレッスンの形がありますが、個人レッスンはマンツーマンで1時間以上、二人でみっちり時間を過ごすので、生徒さんと距離もすぐ縮まるし、仲良くなれます。今はコロナ過で全てLINEを使ったオンラインレッスンを行っていますが、今日、久しぶりにカフェでのレッスンがあり、帰り道では8年間の個人レッスンで会った生徒さんと様々なエピソードが浮かび上がりました。

久々の韓国語レッスン、少し緊張!
久々の韓国語レッスン、少し緊張!

そして、2014年頃にあった「危ないレッスン」を思い出しました。

当時、アメブロで日本での生活や韓国語レッスンなどを書いていましたが、ある日、メッセージが届きました。

「パク先生、以前からブログ読んでいます。パク先生は板橋区の小竹向原お住まいですよね?私、なんと先生のすぐ近くに住んでます!良ければ韓国語を教えてくれませんか?」

家の近くにレッスン希望の人が!嬉しい反面、家が特定されたのが不思議で聞いてみたら、なんとアパートの写真一枚で分かったという・・・><
特に気にすることなく、家も近いからどっかのカフェを探しましょう!と言ったら・・・

「あ、先生、よければ先生の家はどうでしょうか?」

ふーん・・・。最初、戸惑いましたが、まあ、来てくれるなら交通費もお茶代もかからないから最高じゃないか!と思い、すぐにOKを出してしまいました。男というのもあるからか、性格が単純だからか、あれこれ考えず、近所で生徒さんが見つかったということでラッキー♪だと思っていたのです。そして、時間の相談・・・

「あ、先生、私はエステの仕事をやっていて、週末が忙しくて平日希望です。先生は退社すると何時ですか?」

ふーーん・・・。最近残業もあるし、早くても家に帰ってくるのは8時半9時だな・・・まあ、個人レッスンだし、都合を合わせなきゃいけないから9時にするか!

それで数日後、とっくに暗くなった夜の9時、生徒のSさんは家に来てくれました。私より少し年上、ちょっと華やかな感じで化粧も濃いめのお洒落な女性でした。短めのレザースカートだったのが特に印象に残っています。

ここが事件の現場
ここが事件の現場

そして、レッスン開始。6畳の狭い部屋なので、もう自然と濃密な状態、異様な雰囲気になりました。
緊張しつつも、平気なふりをして1時間が経過。もう時間は夜の10時を過ぎていました。

「Sさん、今日は来ていただき、ありがとうございました。また次回のレッスンもよろしくお願いします」

「はい。(家にいつも常備していた焼酎を見て)あら、チャミスルがあるんですね。私もこの緑色の焼酎が好きなんです」

一人暮らしの寂しさを紛らわすために家には韓国焼酎を常備
一人暮らしの寂しさを紛らわすために家には韓国焼酎を常備

「家で一人で飲んでいるんですか?」

「韓国人はお酒強いですよね。先生はどうですか?」

「先生、ブログ見ましたが、チヂミ好きですよね?今度一緒に食べましょう」

「ドラえもんベッド、ブログで見ていました。暖かそう~~」

レッスンが終わったのに帰ろうとせずにいろいろ聞いてくるSさん。私は退社後、まだご飯も食べていなくとても疲れたので、とりあえずその日は帰らせました。

しかし、2回目以降はSさんの韓国語と全く関係のない、酒、恋愛などの質問が殺到。そして、レッスン後、チャミスルを一緒に飲まないかという露骨的な話までされました。

Sさんが何を考えていたかは分かりませんが、最初から韓国語にはあまり興味がないようだったし、韓国男性に興味があったか、恋愛感情を抱いていたか、軽く遊びたかったか、もしかしたら食べたかったのはチヂミではなく、「私」だったかもしれません><;;;

現場写真2
現場の写真2

それでレッスンは何かの理由を付けられ、3回で終了。近所で生徒さんが見つかるなんてラッキーだったのに少し残念だなーと思っていたら、レッスンが終わってからはSさんから夜遅くラインが殺到。そして、ある日・・・

「先生、今先生の家の前にいます。少し会いませんか?」

当時、私の家はアパートの奥に位置し、ベランダーが路地を向いていたので、ベランダーを開けると丸見えになる構造。少し怖くなってきた私はしばらくベランダーを空けない生活をつづけていました。すると、Sさんからのラインも次第に減り、そのまま二度と会うことはありませんでした。

今でもたまに、その時、雰囲気に飲まれ、または軽い気持ちでお酒を飲んだり遊んでいたら・・・と思うことがあります。
8年間、いろんな人に出会い、数えきれないエピソードがありますが、Sさんとの家での少し危なかったレッスンは今でも度々思い出します。

次回も忘れられない生徒さんとの出会いを紹介します^^

忘れられない生徒さん#2『生徒さんが突然倒れた!』