【韓国文化】韓国の携帯文化の話「ドラマチック!面白い!韓国の携帯歴史の話」

携帯補給率90%の韓国、それだけに数多くの人が迷惑メール、電話で苦しんでいます。今回は現在に至るまでの韓国の携帯歴史について話したいと思います。

私が高校生だった90年代末、韓国でもいよいよ本格的な個人移動通信の時代がやってきました。携帯の前段階の無線通信機器であるピピ(無線呼出機)が発売され、個人移動通信サービスが始まったのです。
90年代の当時、携帯は企業オーナー、政治家など一部の階層だけが使うもので、90年代末になってピピが大衆化しはじめ、90年後半~2000年になってやっと携帯が急速に広がり、現在に至っています。

日本に無線呼出機はあったのか(日本ではポケベル)、携帯はいつから大衆化したのか、よく分かりませんが、ピピから始まった韓国の個人移動通信サービスの流れを振り返ってみると実にドラマチックです! 
ピピが大衆化したのは私が高校1年生だった96年から・・ ピピというと、ふとおぼろげな初恋の記憶が思い浮びます。 

97年当時、端末代無料、安い料金でサービスが始まるやいなや、高校生にも必需品のように流行っていたピピ、時代の流れにそって高校の先生である父さんの目を盗んでピピを使っていた私は友達を通じて女子高校生のある少女に出会いました。今は携帯、インターネットのメール、チャットなど様々な方法で他人とやり取りしたり、コミュニケーションしますが、そんなのがあまり広がっていなかった10年前、私たちの唯一の恋のメッセンジャーはピピでした。授業中、「ピーピー」という信号音とともに届いてくる彼女の音声メッセージ!(先生にばれちゃって怒られることもしばしば><)、彼女の熱い恋のメッセージを聞くために、私は休みのベルが鳴ったらすぐ公衆電話に走りました。

誰よりも一番早く走って来ましたので、へとへとしながらも急いで自分の番号、暗証番号を押すと、受話器からは「ジョンヒョ君、アンニョン!ジヨンだよ。授業中ウトウトしてるのではないでしょう?それでは、今日も頑張ってね!」という彼女からの可愛らしい声が聞こえてきました。 もう一度聞いてみようかなと思ったらもう公衆電話には長い行列ができていて、さっさと出るしかありませんでした。

 

「ピーピー」という信号音とともにピピの液晶に現れる表示番号も恋人同士の恋のメッセージ! 

「486=愛してるよ=>사랑해の文字の各画数が4、8、6という・・」
「1004(チョンサ)= 天使=>천사(チョンサ)と発音が一緒」
「0242(ヨンイサイ)= 恋人同士 =>연인 사이(ヨニンサイ)発音が似てる」
「0404(ヨンサヨンサ)= 永遠に愛するよ、永遠に愛するよ=>영원히 사랑해, 영원히 사랑해(ヨンウォンヒサランへ、ヨンウォンヒサランへ)文章の前の音節の発音が一緒」 などなど・・

今はもう忘れてしまいましたが、数字で組み合わせられているいろんなメッセージで私たちは恋をささやきました。 ワークマンで結び付けられた「セカチュー」のサクとアキのように・・ 私たちはピピで恋を育んでいたのです。しかし、いつからか徐々にメッセージの数は減ってきて、何日ぶりに届いた彼女からの線呼番号は「20000」・・ 調べてみたら、それは

「20000(イマン)=それでは、さよならの意味=>이만(イマン)と発音が一緒」

ということでさよならの意味でした。 初恋の彼女とも何ヶ月ぶりにお別れし、正気ではないままさまよっていたある日、朝起きたらピピも父さんにより半分になっていました。
つらかった初恋の思い出のあるピピの時代もしばらく、99年になるといよいよ携帯大衆化の時代が訪れました。

d科学技術の発展はなんと目まぐるしく早いのでしょうか?ピピ時代からわずか2年後には自由に伝えたい話を数字ではなくリアルな声で、メールで伝えることができるようになりました。音声メッセージを聞くために公衆電話ボックスに駆けつけていたことももう思い出になったのです。
私が苦しい浪人生活をやっていた2000年には「カラー液晶携帯」、「カメラフォン」が次々とリリース、私が2年2ヶ月間の兵役を終えてカムバックした2003年は「3Dサラウンドサウンド携帯」が出ました。無事に除隊したということで親から記念で買ってもらった携帯がこの「3Dサラウンドサウンド携帯」、一名「セブンフォン」!

当時、大ブレイクしていた新人歌手「セブン」が四角のリングの中でダンスバトルを開くというコンセプトのCMは、セブンが片手で携帯を持ってトレードマークだったセブンダンス(片手で逆立ちをして両足で数字7を作るダンス・・今でもものすごく印象に残っているCMです。格好よかったな~w)を思いっきり披露する場面がセンセーションを巻き起こし、セブンとともに大ヒットした携帯でした。
2年ぶりに目覚ましく発展した最新型セブンフォンを手にいれた私は会う人みんなに「ほら~俺セブンフォン買ったんだ~お前は携帯何使ってるのか?」と自慢!w しかし、最新型セブンフォンで幸せだったのは一時でした。自慢して1ヶ月になったある日・・

「ほら~ほら~これがセブンフォンなんだよ。どう?格好いいでしょう?ハハハ!!」
「馬鹿・・それ今半額で売れてる・・」
「え・・・――;;」

光のようなスピードで発展する技術のおかげで、最新型携帯は続々リリースし、1ヶ月でセブンフォンはもう古いものになっていました。

私が東京で頑張っていた2005年はもっとも携帯の進化が早かった時期でした。MP3と携帯がひとつになった「MP3フォン」、デジカメと携帯がひとつになった「ディカフォン(デジカメフォン)」が続々リリース、そして、韓国の携帯歴史に一大変革成し遂げたDMBフォン(TV中継サービスフォン)が開発され、テレビをポケットの中にいれていつでも見られる時代がやってきました。2007年には、映像通話時代が開幕し、韓国の移動通信サービスは一段階進歩、今年は全国どこでも容易にインターネットが使える環境のため、日本よりはあまり進んでいなかった無線データ通信(携帯を使ったインターネット)サービスが安い料金をで大衆化しています。

彼女からの呼出番号のほうに電話をかけるために、または音声メッセージを聞くために公衆電話に向かって走っていたピピ時代から携帯で動画撮影、ネット、テレビなど、なんでもできる先端移動通信時代へ・・ 
わずか10年で激しい進化を重ね続けてきた韓国の携帯歴史、高校時代、ピピについての初恋の思い出を昨日のことのように鮮明に覚えている私としては、ドラマチックな変化を感じ、ますます面白い時代になったと思われるのです。

みなさんはいかがでしたか?

ちなみに、現在一番話題になっている最新型携帯はチョンジヒョンがCMに出ている「タッチフォン(ボタンじゃなくて手で画面をタッチするだけで操作する新概念携帯)」!

今や好きな人の声を聞くためにはボタン一本押すと数秒で聞くことができる時代・・、便利ですし、科学文明ってすごいな~ありがたいな~と改めて思っちゃいますが、彼女に電話をかけるために、彼女からの音声メッセージを聞くために胸わくわくさせながら公衆電話ボックスに走っていたその短い時間の楽しさ、小さなピピを片手に持って笑ったり泣いたりしていた時の切なさが懐かしくなるのは私だけなのでしょうか?

今回は【韓国の携帯文化の話】 -ドラマチック!面白い!韓国の携帯歴史の話でした。

韓国の携帯文化の話、次のテーマも楽しみにしてくださいね!

 

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