あまり知られていない朝鮮戦争の真実、世界100大ドキュメンタリー「韓国戦争」

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今回は韓国が好きな皆さんにも知ってほしい朝鮮戦争の知られぬ事実、そして、是非見てほしいドキュメンタリーの紹介です。

世界100大ドキュメンタリーに選ばれた韓国KBSのドキュメンタリー「韓国戦争（한국전쟁）」です。

韓国戦争（한국전쟁）とは？

朝鮮戦争は、1948年に成立した直後の朝鮮民族の分断国家である大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国の間で勃発した、朝鮮半島の主権を巡る国際紛争である。

引用：wikipedia

第2次世界大戦後、世界はアメリカを中心とする自由民主主義とソ連を中心とする社会共産主義に分かれていました。

36年間の日本帝国による植民地支配から解放された朝鮮半島は自分の力で開放されたわけではなかったので、南はアメリカ、北はソ連の統治下に置かれ、分断の状態になってしまいました。

中国とソ連の支援と許可を得た朝鮮民主主義人民共和国（今の北朝鮮）が韓国軍の多数が休暇に出たり、休んでいた日曜日の夜に奇襲的に南下したことが韓国戦争の始まりです。

韓国人にとって韓国戦争は？

韓国人は歴史の時間に6.25戦争としてしっかり教育されます。

そして、ソウル真ん中の龍山にある戦争記念館、釜山のUN国連平和記念館など、各地に記念館と記念碑があり、学校では団体で訪れることも多いです。

日本人が広島の平和祈念館や戦争に関する様々な記録から戦争はあってはならないもの、悲惨なこととして学習するのと同じく、韓国人にも韓国戦争から同じ民族同士で殺し合った悲劇を知り、しっかり学ぶわけです。

男性の場合は特に軍隊で北朝鮮を主敵として想定し、厳しい訓練をしのぎ、国を守るので、北朝鮮への抵抗感を抱くことも多いです。

私の場合は朝鮮戦争に特別な思いがあります。伯父（父の兄）が朝鮮戦争に徴集され、命は救われたものの、銃傷で一生足が不自由だったのを見ていましたし、父は戦争勃発2か月前に生まれ、避難生活の中、何度も死線を越えたという話を親戚から聞いて育ちました。

平和な時代を生きる私としては想像を絶する戦争の話でした。

【韓国人が語る朝鮮戦争のリアルな証言】波乱万丈、伯父さんの物語

ドキュメンタリー「韓国戦争」で分かったこと

ドキュメンタリー「韓国戦争」では、第二次世界大戦後の世界情勢と韓国戦争勃発と休戦、廃墟から立ち直った韓国の現代史まで歴史を学ぶことができます。

そして、あまり教科書で教えてくれない知られざる戦争の真実を知ることができました。

あまり知られていない事実

• 北朝鮮の港町ウォン山の沖では機雷除去に日本軍が動員された。
• 中国軍とソ連空軍参戦で不利になった米国は、核兵器の使用を具体的に検討した。
• サンフランシスコ条約で米国は第2世界大戦の敗戦国である日本を再武装させ、共産陣営に対抗する自由陣営の防波堤にしようとした。国連の承認により日本は復活した。
• 第2次世界大戦で廃墟になった欧州も戦争特需の恩恵を受けた。
• 米軍は休戦に反対していた初代韓国大統領の李承晩除去計画を立てていた。
• 休戦後、悲惨な戦争と理念に嫌気がさし、二つの祖国のいずれも選ばなかった捕虜88人はインドに送還された。

ギャラリー

まとめ

当時、南北の人口2500万人のうち、400万人以上が犠牲になった同族間の虐殺劇、

勝者も敗者もなく、38度線だけが休戦ラインに変わった奇妙な戦争、

理念と戦争がどれほど恐ろしく悲惨なことなのか、平和な時代を生きることがどれほど幸せなことなのかを改めて思いました。

韓国語版ではありますが、興味がある方は観てください。

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韓国の軍隊、その793日間の記録

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