韓国語で개（犬）はNGワード？韓国で犬が悪口になった理由、犬を食べる理由も

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今回は、『韓国で犬が悪口になった理由、犬を食べる理由』について解説いたします！

韓国語は細かく使い分けする言語と言われます。これは悪口も同じです。様々な悪口が存在し、よく使われています。私のように日本在留韓国人では腹が立った時に悪口が使えないからさらにイライラすると言っていました^^ 今回は悪口でよく登場する犬に関してです。韓国で犬が悪口になった理由、さらに韓国人が犬を食べる理由に関してもまとめて説明します。

犬、子犬 韓国語で？

まず、辞書ではこのように説明しています。

韓国で犬は悪口？NGワード？

犬を飼っている人の割合が30％に及ぶという統計もあり、韓国でも犬を飼っている人が多く人間の友達として愛されています。

一方で、悪口が発達している韓国語では長い歴史の中で愛され続けてきた犬が悪口で頻繁に登場します。

犬が登場する韓国語の悪口、NGワード

学習サイトであるでき韓ブログで紹介するべきなのか悩ましいところもありますが、犬が登場する韓国語の悪口、NGワードをご紹介します。

覚える必要はありませんので、ご参考までにしてください。

韓国で犬が悪口になった理由

韓国で「개（ケ：犬）」という言葉が悪口として使われる背景、原因についてです。

なぜ親密で身近な存在である犬が侮辱的でネガティブな意味合いとして悪口になったでしょうか？それは韓国人もあまり知らず、日本でも知られていない文化や歴史的な要素が関係しています。

ここから韓国のサイトでも紹介された人文学者の答えもまとめてご説明していきます。

理由①：汚い、低俗な動物

韓国で昔から犬は忠誠心のある動物として知られています。韓国の国語の本では日本のハチ公のように犬が火災から家を救ったり主人を守ったという話が紹介されています。

一方で「汚れた場所で生活する動物」「低俗な動物」という偏見もありました。特に、街中の野良犬などの存在が、犬を汚い、乱暴、不道徳なものと結びつけるようなイメージを形成してしまいました。

今は人間と同じ家で暮らすことも多く、人間以上の豊かな暮らしを過ごす犬が多いですが、昔は犬小屋やあまりよくない環境で飼われることが多かったためです。

理由②：長い歴史の食用文化

「犬」を使った侮辱的な表現は、韓国で長く続いてきた食用文化に根ざしています。

世界で叩かれ、批判されてきた犬の食用文化が2024年1月にやっと犬肉食用禁止法案が可決され、法的に禁止となりました。犬肉の販売飼育流通を禁止した法案は、違反した場合３年以下の懲役、罰金がかされるそうです。

明治時代になって始めて肉を食べ始めた日本人と違って韓国人は昔から犬を家を守る警備、そして食用の目的とし飼ってきました。

現在の同じ家族、伴侶犬、愛犬、ペットと大分違った形、認識のもとで犬を飼い、最後は殺して食べるもの、卑しいものとして悪口で使われるようになったわけです。

理由③：犬の性的な習性

あまり知られていないようですが、殆どの犬は成体になると、親、兄弟とも交尾を試みる習性があるそうです。

このような性的な習性により犬は下品なもの、卑しいもの、畜生扱いされ、非常に強い侮辱表現、悪口として使われるようになったと知られています。

韓国人が犬を食べる理由と最近の変化

韓国で犬肉を食べる文化は、主に歴史的、文化的、そして社会的な背景に基づいています。

ただし、現代では犬肉の消費は急激に減少し、論争の的にもなっています。以下に、韓国人が犬肉を食べる理由を歴史的な視点と現代の変化を含めて説明します。

歴史的背景

◉食料供給の多様性
：韓国の伝統的な農村社会では、食糧が不足することが多く、さまざまな動物が食用とされてきました。

牛や豚などの他にも、犬も時には肉として利用されました。特に、韓国の農村では、食糧供給が限られていたため、犬肉は貴重なタンパク源の一つとされました。

◉儒教文化の影響
：儒教が根付いた韓国では、牛は農耕に不可欠な動物とされ、食肉用に殺すことが避けられる傾向がありました。

その結果、肉食の選択肢が限られる中で、犬肉が食用として選ばれることがありました。

健康・医学的信仰

◉滋養強壮の信念
：韓国では、伝統的に犬肉が「体力を増強し、滋養を与える」と考えられてきました。

特に夏の暑い時期（いわゆる「三伏」）には、体力を補うために犬肉を使った「ボシンタン」というスープが食べられていました。この料理は、疲労回復や健康促進に効果があると信じられてきました。

現代の変化と社会的な論争

◉反対運動の拡大
：現代では、韓国社会においても犬を「家族の一員」として扱う意識が強まっています。

特に都市部では、犬をペットとして飼う家庭が増加しており、犬肉の消費に対する反対運動も活発化しています。

また、動物愛護団体や若い世代を中心に、犬肉消費の廃止を求める声が強まっています。

◉犬肉産業の縮小
：これに伴い、犬肉産業自体も縮小しており、犬肉を提供する飲食店の数も減少しています。

政府も一部の自治体で犬肉市場の閉鎖を進めたり、法律で規制する動きが見られています。結果、犬肉を食べる文化は徐々に衰退しつつあります。

まとめ

いかがでしょうか^^

今回は、韓国語で개（犬）はNGワード？韓国で犬が悪口になった理由、犬を食べる理由もまとめて解説いたしました。

韓国語における「犬」の使用は、文化的、歴史的な背景を反映しており、犬そのものに対する否定的な見方というよりも、言語の中で侮辱表現として定着してしまったものです。

尚、歴史的な背景や文化的な要因により続いてきた犬の食用文化は、現代においては国の規制と若い世代を中心に否定的な意見が増え、縮小していると言えます。

個人的にも時代が変わり、犬は単純な警備、食用としてではなく、家族、伴侶犬、愛犬として愛されているので、今韓国での変化はいいものだと思います。

韓国人に개（犬）はNGワード、悪口になる場合が多いので、注意しましょう^^

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