意外、カルチャーショック！韓国人が日本に来て驚いたことと文化 10選

ソウル市民から東京都民に・・・、日本に移住し、11年が経ちます。

暮らしや食生活など、いろんな面で似ていて、日本は韓国人が最も定着しやすい国と言われています。

しかし、外国は外国、11年が経った今でも度々びっくりするほど、韓国と違うところも多いです。

今回は日本に来て住んでいる韓国人が語る日本の意外なところ、カルチャーショックを受けたこと、驚いたことと文化10選をまとめました。

私が管理している日本在住韓国人のコミュニティーでも話題になった日本の意外なところはどんなところでしょうか？

一人文化の元祖は日本

韓国も独身世帯が増え、혼밥（ホンパプ：一人ご飯）、혼술（ホンスル：一人飲み）という新造語が流行し、「私は一人で暮らす」というテレビ番組も人気ですが、一人文化の元祖は何といっても日本です。

会社が立ち並ぶ赤坂のある公園、会社員たちがベンチに一人で座って背中を向けたままお弁当を食べている昼の風景は「ここは日本だな」と改めて実感させるところです。

私も、やっと今はカウンター席で一人でご飯が食べられるようになりましたが、日本の一人文化に慣れるまではかなり時間がかかりました。

韓国でもよく知られているラーメン専門店「一蘭」を初めて行った時は衝撃でした。

学生時代に通っていた読書室の形で仕切りが設置されたカウンター席、最近は一人焼肉屋も人気を集めているようですね。

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ディズニーランド、USJなどのテーマパークを一人で楽しんだり、旅行会社も一人プランを売るなど、一人で暮らしやすい日本。

「一人ってこんなに楽で便利だったんだ」と感じたのは日本に来たおかげでした。

このような日本の文化は仲間意識、人同士の繋がりを大事にする韓国では「個人主義が強いね、寂しそうだな」と語る人も多いです。

日本に似ていくと言われる韓国、「周りの目を気にしない、気を使わなくていい」というのがどれほど楽なのか、韓国人もどんどん知っていくのではないかなと思います。

無くした物が高い確率で戻ってくる

ずっと前、ある観光地に遊びに行った時のエピソード。路上ベンチにしばらく休んでから移動しましたが、30分経って大事なカメラをベンチに置いてきたことに気づきました。

急いで戻ってきましたが、カメラは無くなっていました。誰かに持っていかれたと諦めて帰ろうとしたら、隣にいた日本人の友達は近くのお店に聞いてみようと言いました。

どうして近くの交番でもなく店？と不思議に思いつつ、ベンチ手前のお土産屋さんに行ってみたらなんと！私のカメラはそこに預けられていました。

持っていかれるどころか、盗まれることを心配して誰かがわざわざ店に預けてくれたのです。ありがたすぎて涙が出そうになりました。

他にも地下鉄で無くしたスマホが戻ってきたことも・・・

韓国人コミュニティーでも財布をなくしたが、現金までそのまま戻ってきたという証言が後を絶たず、日本人の高い市民意識に驚いた韓国人が沢山います。

世界トップの日本人のモラル意識、市民意識は韓国人も見習ってほしいところです。

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マスク大国

11年前、東京で出社初日、世界最高の混雑度を誇る日本の地下鉄の中で、みんなマスクをしたまま電車の人混みに黙々と耐えるサラリーマンの表情は忘れられません。

世界を襲ったコロナによりマスクは日常になりましたが、以前から日本は「マスク大国」として有名ですよね。

日本人にその理由を聞くと「風邪を引いて、他人に移したくなくて（なんて優しいんだ！？）」、「他人から移るのが嫌だから予防で」「なんだか風邪気味だから」「つけると温かいから」「自分を隠したくて」など、さまざまな理由があることが分かりました。

健康管理の目的ではなく心理的な理由でマスクに依存する人も多く、日本でも「マスク現象」は日本特有の社会現象だと分析する専門家もいました。

あまりマスクに依存すると他人との人間関係、コミュニケーションに問題も生じるらしいのでよくありませんが、健康目的でマスクを習慣化するのはいいかもしれませんね。

4コマ漫画「マスク依存症」

謝りと挨拶は私が先に

日本に来て謝られたり挨拶されることが多くびっくりした、未だに照れると語る韓国人が多いです。

エレベーターからドアを開けてくれると丁寧に挨拶をしたり、自分のミスでちょっと肩をぶつかったのに申し訳ないくらい大きく謝ってきたり、出勤時間に道で交通安全を指導する方や、工事現場の作業員、ビルの警備員など、別に挨拶される立場でもないのに挨拶してくるので未だに戸惑うことがあります。

「韓国に旅行に行くと、ぶつかってくる人が多くて道に出るのが怖い」と語った日本の友達もいました。

日本のようにいつも周りを気にして他人に優しさと思いやりを伝えたら揉めることは本当になくなると思います。

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日本人はエロい？

夜9時、エロい映画事件

中学校2年生の時、当時家には日本のチャンネルであるNHK BSが見ることができました。ある日の夜9時頃、偶然テレビをつけた私は息が止まりそうになりました。

日本映画が放送されていましたが、女性の胸が丸出しではないでしょうか？

韓国で夜9時になるとメインニュースが放送される時間、日本では女性の胸が出る映画が放送されることは驚きを遥かに超え、カルチャーショックでした。（今は日本も大分変り、深夜でテレビつけてもエロいものは出なくなりましたね！）

その時から日本は「不思議な国、エロい国」という認識が定着。その時の好奇心が今私を日本に導いてくれたかもしれません。

大人のおもちゃとは？

その後、日本を学びたい、研究したいと思った私は大学で日本語を専攻することに、そして、日本留学に出た私は第2次カルチャーショックを受けます。

東京の有名観光地である上野、当時日本語学校が近くてよく通っていた上野で変わった店が目に入りました。

店名は「大人のおもちゃ」。 なんだか入りづらい外観で何日間も悩みましたが、「一体大人のおもちゃって何だ？」と気になった私は勇気を出してその店に入りました。

そこはまさに新世界でした。韓国ではなかなか見かけないアダルトグッズショップだったのです。その後、私はしばらくその店に毎日のように通っていました。

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飲み会で普通に出てくる下ネタ、繁華街でよく見かけるアダルトショップ、地上波テレビでほぼ裸で登場するお笑い芸人・・・

今でもびっくりするほど日本の性文化は大胆で露骨、韓国とは大きく違っていて興味深いです。

一方、よく考えると性欲は人間の本能、たまに驚くこともありますが、私は日常で「性」が語り合える日本がいいと思います。

性は恥ずかしいこと、隠すべきことという儒教思想に閉じ込められている韓国も、もう少し率直になった方がいいのではないでしょうか？^^

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行列に並ぶことも厭わない食とグルメへのこだわり

東京はミシュランガイドブックで紹介されたレストランが一番多い都市でもあり、世界のあらゆる一品料理が味わえるグルメの都市としても知られています。

今はやっと慣れましたし、韓国も日本の影響なのかグルメ番組が人気らしいですが、日本に移住して弁当やレトルトで適当にご飯を済ましていた時代、テレビをつけると必ず出てくるグルメ紹介と食レポ、試食は本当に辛かったです。

4コマ漫画「俺は辛ラーメンなのに・・・」

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料理、グルメをテーマにした漫画やドラマが溢れ、サイトやアプリで検索し、人気店ならいくらでも並んで食べる姿は不思議でした。

韓国人なら少し行列ができていたら「まあ、また来るか」と他の空いている店を探します。

日本人は魚や野菜等、素朴な食べ物を主に食べてきて、19世紀になってようやく肉食を始めたそうですね。

そこから世界の料理を積極的に受け入れ、現地化、今はカレー、ハンバーグなどが最も人気なメニューになっています。

日本はアジアで最も早く近代化した国です。新しい物への強い好奇心が「グルメ大国」になった理由ではないかなと考えています。

「おかずをお代わりください」が通じない

私がなぜあんたのイモなの？事件

おかずを何度もお代わりしてくれたり、おまけもふるまってくれる太っ腹な店主と仲良くなることも多い韓国、

日本に移住して間もない頃、そんな人情味を感じたく訪れた新大久保で大きく心傷ついた出来事がありました。

新大久保で有名な屋台に訪れた私は、トッポギを作っている店主のおばさんに韓国で感じていた温かさと優しさを感じながら笑顔で注文しました。

「イモ（おばさん）～ 天ぷらとスンデ1人前ください。天ぷらにはトッポギの汁をたっぷりかけてくださいね^^」

すると、店主は「私がなぜあんたのイモなの？」のような表情で、「トッポギの汁はかけられません。トッポギを注文してください」と冷ややかな声が返ってきました。

韓国ではサービスしてくれるおでんのスープもおでんを別途注文しなければならないと言われ、心傷ついた私は注文したものだけを食べ、慌てて店を出ました。

キムチやおかずが無料で提供される韓国は太っ腹だったんだと感じた瞬間でした。

先日も日本の定食屋で出てきたたくあんが少なすぎて「もう少しもらえますか？」と聞いたら「有料です」ときっぱり断れ、心傷ついたことがあります。

しかし、韓国のこのような無料、お代わり文化は作りすぎと大量の生ゴミ排出に繋がり、政府も生ゴミ削減に苦しんでいます。

韓国のお代わり文化も改善が必要かなと思います。

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迷惑をかけるな

他人によく迷惑をかけたり揉めることも多い韓国人が日本に来て驚くのが「迷惑文化」です。

日本留学時代、日本人友達に電話をしたら、友達が慌てて電車から降りたと言われ、申し訳なかった記憶があります。

日本の電車に乗ると混雑度は世界一なのに、とても静かで落ち着いていますよね。

もし誰かが大きな声を出したり、騒ぐと、鋭い視線が集まるのを感じます。

日本在住の韓国人コミュニティでは、東京に観光に来た友達が電車で大きな声で騒ぎ、注意をしたら敏感に反応しすぎると友達と喧嘩になりそうだったと言った人もいました。

島国特有の和を大事にし、お互い迷惑をかけずに先に謝り、先に挨拶する日本の文化は本当に素晴らしいと思います。

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日本在住の韓国人が感じる「日本が韓国より不便なところ」-後編

世界最高のトイレの清潔度

日本のトイレの清潔さは世界的にも認められています。どの店のトイレに行っても部屋のように綺麗で快適に管理しているのが分かります。

トイレと浴室を分けて使う文化、温泉文化により元々清潔で綺麗好きなところが加わり、日本ではどこにいっても大体快適なトイレを使うことができます。

そして、韓国と違ってコンビニのトイレが自由に使えることを最近知り、驚きました。

数年前まで店や公衆トイレにゴミ箱が置いてあった韓国、最近は大分改善されていると聞きましたが、迷惑をかけないように清潔にトイレを管理する文化は見習ってほしいです。

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想像を絶する縮小志向主義

数年前、一人暮らしの私の家に初めて訪れた親は「手のひらサイズの家なのに、全部揃っているんだね！」と感嘆詞を連発していました。

日本はワークマンで世界を制覇した国、「縮小志向主義の国」とも言われています。

日本で最初住み着いた6畳のアパートに初めて足を踏み入れた時、ここで住めるだろうかと不安でした。

韓国は殆どがアパートと呼ばれる広々な高層マンション生活をするので、日本の住宅の狭さには驚く人が多いです。

しかし、住んでみたらそこにはキチン、お風呂、便器、下駄箱、ロフトまで付いていて、数日後、6畳のアパートは三つ星ホテルのように感じていました。

小さな土地に絶妙に建てられたマッチ箱のような建物、最新機能を全て搭載し、室内もゆったり使える軽自動車、お茶碗にご飯から料理、おかずなど、全てを盛り付ける丼ぶり、一人なら十分一晩休めるカプセルホテル・・・

いつも大きさ、サイズにこだわる見栄っ張りな韓国人に日本の「縮小志向主義」「コンパクト」は是非体験してほしいところです。

まとめ

いかがでしたか？日本に来た韓国人が意外！カルチャーショック！と驚く日本の文化10選をまとめてみました。

やっぱりその国に来て暮らして経験してみないと分からないところが沢山あります。

これからも日本のいいところを見つけて、見習うべきところは見習っていきたいと思います^^

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