間違いやすい고 있다, 고 있어요(している)の様々な使い方を例文で解説

先日、ユーチューブで『日本人の大半が間違っている「~고 있다(している)」の使い方』という動画を公開しました。

韓国語が上手な日本人の友達もよく間違っている「~고 있다(している)」の使い方。今回は고 있다(している)の意味と使い方を分かりやすく説明します！

私の周りだと、10人中8人は間違っていることが分かりました。고 있다(している)は単純な現在進行の文法に見えますが、結構、奥が深いです。その意味と使い方について学びましょう。

고 있다の意味と使い方

実際、韓国人が日常でどのように使っているか、意味と使い方を説明します。

注意すべき고 있다の使い方①

아/어요も現在時制なので고 있어요と置き換えが可能です。この時「고 있어요」は進行中であることを強調するニュアンスが増しますが、（아/어요は未来の意味もあるため）意味は大きく異なりません。

例文

• 私は日本に住んでいます
  저는 일본에 살아요/저는 일본에 살고 있어요
• 子供は今、寝ています
  아이는 지금 자요/아이는 지금 자고 있어요
• 韓国語を勉強しています
  한국어를 공부해요/한국어를 공부하고 있어요
• 日本語を教えています
  일본어를 가르쳐요/일본어를 가르치고 있어요
• 私は毎日5時に起きます・起きています
  저는 매일 5시에 일어나요/저는 매일 5시에 일어나고 있어요

ヘヨ体と고 있다の違い、詳しくはこちら↓
韓国語勉強中です、勉強しています 韓国語で？공부해요, 공부하고 있어요, 공부중이에요の意味の違い

注意すべき고 있다の使い方②

입다（着る）、쓰다（被る）、신다（履く）など、いわゆる着用動詞はその動作、行為は一旦終わっても状況が一定時間続く、持続性があるため、動作が続いていると見なせ、고 있다を使うことが可能です。

例文

• 저는 지금 옷을 입고 있어요（私は今服を着ています）※着ている最中
• 흰 옷을 입고 있어요（白い服を着ています）
• 흰 옷을 입었어요（白い服を着ています）※過去形も可能
• 흰 옷을 입고 있었어요（白い服を着ていました）
• 오늘 빨간 속옷을 입고 있어요（今日、赤い下着を着ています）
• 모자를 쓰고 있어요（帽子を被っています）
• 양말을 신고 있어요（靴下を履いています）

注意すべき고 있다の使い方③

「している」は「~고 있다」だから・・・「結婚しています」は「결혼하고 있어요」と思いがちですが、大間違いです。
言葉の意味や属性により、고 있다を使うことができない単語に注意しましょう。

「~고 있다(している)」のポイントは？
リアルタイム、現在動作が続いている、行われていること！です。

★一方、「~고 있다」に過去を表す語尾が付き「~고 있었다」になると、過去、当時に動いていたり行われていたことを語る表現になります。

例文

• 私は結婚しています
  ：結婚するという動作は過去に終わったもの（結婚式）で動作が続いているわけではないので、결혼하고 있어요は不自然
  결혼하고 있어요（✕）/결혼했어요（〇）
• 息子は大学を卒業しています
  ：卒業は済んだこと、動作が既に完了しているため、졸업하고 있었어요は不自然
  아들은 대학을 졸업하고 있었어요（✕）/아들은 대학을 졸업했어요（〇）
• 疲れていますね
  ：状況・状態を表す形容詞で動作性がないため、피곤하고 있다は不自然
  피곤하고 있군요（✕）/피곤하군요（〇）
• 二人は似ていますね
  ：닮다（似る）という言葉に動作性がないため、닮고 있다は不自然
  두 사람 닮고 있네요（✕）/두 사람 닮았네요（〇）
• あの子、太っていますね
  ：뚱뚱하다も状況・状態を表す形容詞なので뚱뚱하고 있다は不自然
  저 사람 뚱뚱하고 있네요（✕）/저 사람 뚱뚱하네요（〇）
• その時は寝ていました
  그때는 자고 있었어요
• みんな緊張していました
  모두 긴장하고 있었어요/모두 떨고 있었어요

レッスン動画

詳しい解説はパク先生の動画も是非ご参考にしてください♪

고 있다, 아/어 있다, 했다(している)の違いと使い分け↓

고 있다, 고 있어요(している)の意味と使い方 まとめ

いかがでしょうか^^

今回は、韓国語の表現「고 있다, 고 있어요(している)」の意味と使い方を例文を交えて解説いたしました。

日本語と表現が違って間違いやすい韓国語文法、例文を使って正しい使い方を覚えてくださいね^^

こちらの記事もご参考にしてください↓
고 있다, 아/어 있다, 했다（している）の意味の違いと使い分けを例文で解説
고 있다, 아/어 있다の違い・使い分けを例文と名セリフで解説

この記事の監修者

イ・ウンスク先生

• 韓国語教員資格2級
• 元 埼玉県立南稜高校の韓国語講師
• 現 戸田市市民講座、読売カルチャーセンター韓国語講師
• 現 でき韓オンライン講師

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